出来助右衛門正章作の鉄砲に関する質問

アメリカの研究家からの問い合わせがあった鉄砲だ。どの時代に造られたものだろうか?と言う質問だ。出来 可也氏に尋ねた結果である。典型的な紀州筒で、細身で、独特の台、断面が角の金具、雨覆いが欠落しているが、全体に程度は良い。

全長130cmくらいの標準サイズ。銘は「出来助右衛門正章作花押」「鍛巻張」



出来氏のお返事によると「正章」は、文化・文政・天保のころ活躍した御先祖で(1792から1827年)、生年は不詳であるが、1828年没とのことであった。先祖と言うものにあまりこだわらぬアメリカではこの答えに驚いていたが、日本でも出来家のケースはまれなる例だ。写真が上手に撮れており、文字も良く見えるが、鉄部の肌はアメリカの黒染めがなされているようだ。