平成30年3月例会

去る3月10日(土)早稲田大学各務技術研究所にて開催された内容である。

1、 近世初頭の砲術家稲富一夢の実像 ―稲富一夢原資料の紹介
宇田川 武久
日本銃砲史において「稲富 一夢」は江戸期より現代まであまりにも有名な存在であるが
その実像は完全ではなく、未だに歴史的な評価は明確でないのが現状である。
最近、本学会会員の上村 紘一郎氏より稲富 一夢が登場する黒田 長政の浅野 幸長への短文の書状を紹介された。その書状の発給の時期、目的を探るため、稲富 一夢に関する
確実なものの整理の必要が生じた。その結果、慶長二年より一部推定だが慶長十五年までの
18点の資料を見出すことになった。



今回の発表では一般資料を逐次紹介しながら稲富 一夢の実像を追いながら新発見の黒田長政の年代と発給の意図を探り、近世初頭を生きた砲術家稲富一夢の役割を言及した。上記図は稲富 一夢関連資料リスと
(以上)

 

2、 火縄銃の造り方
中江 秀雄、峯田 元治

① はじめに
日本の火縄銃は欧州より伝来したと言われていたが、現在では宇田川 武久氏の
「東南アジアより」伝来して、その数々の根拠からその説に修正された。
② 調査した火縄銃と調査方法
今回は2挺の火縄銃の銃身を切断し、各所の金属組織の観察によりこれらの製法と
材質の調査を行った。

調査は銃身の造り方、その組織、目当てや火皿などの取り付け方法、尾栓の製作法、
腔内の仕上げなど。以下略。

 

3、 帝国海軍対空射撃式装置
堤 明夫氏
① Fire Control System の定義
帝国陸軍・陸上自衛隊:火器完成装置、射撃統制装置、高射算定具
帝国海軍・海上自衛隊:射撃式装置
② 艦砲射撃に射撃指揮装置が必要は理由は?
③ 射撃指揮兵器の発展
測距儀、距離時計、変距離盤により近代射法誕生
④ 明治末期~大正初期の射撃指揮兵器
望遠鏡付き砲測照準器→方位盤射撃装置
測距儀(長基線化)
距離時計→射撃盤
変距離盤→測的盤
⑤ 射撃装置の基本構成
方位盤(高射機)、測距儀、測的盤、射撃盤(高射射撃盤)
⑥ 射撃理論の概要図式

⑦ 射撃装置の一般的計出諸元の継投
⑧ 動揺修正の必要性
⑨ 平射用と高射用の射撃指揮装置
⑩ 射撃指揮装置の機構例
⑪ 対空射撃の測的方式
高度基準と距離基準
線速度と角速度式
⑫ 対空射撃指揮装置の一般的な傾向
中口径高角砲:
小口径高角砲・機銃:
(以上)

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